GOLDEN FLEECE
先日読了した『恐竜学がわかる』→恐竜といえば『さよならダイナサウルス』→ソウヤー好きって言ってるくせに二冊しか読んでないな→というわけで
- 作者: ロバート・J.ソウヤー,Robert J. Sawyer,内田昌之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1992/11/01
- メディア: 文庫
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あっさり読み終わる。読んだ〜ていう余韻はないかな。
あらすじを一言で言うなら『タウ・ゼロ』の宇宙船内でHALと智恵比べする、て感じ。
もうちょい詳しく書くなら、
惑星コルキスに向かう恒星間宇宙船アルゴを管理するコンピュータ・イアソンが女性天文学者を殺害する。
その状況を不審に思った元夫が調査をはじめる。
彼女は何を見つけ、そしてなぜイアソンは殺さねばならなかったのか? というところ。
先にも書いたけど、わりと薄め。
なのに、そこに詰め込まれたアイデア・小ネタは、恒星間宇宙船、知性を持ったコンピュータ、宇宙人からの交信、人格のコピー・シミュレーション、テラフォーミング、遺伝子操作された四本腕の巨人、超級ハッカー、とそれ一つで一本書けそうなほど盛り沢山。
ちょっと詰め込み過ぎ?
それともそれをここに収めちゃうのがソウヤーの技量?
人格のシミュレーションってのは、『ターミナル・エクスペリメント』のメインになるわけだ。
宇宙人から送られてきたデータを解くとドットでその姿が浮かび上がるってのは、エピソードの一つにしておくのはもったいない。
これでなんか書いて欲しいな。
どうしても、ここに出てくる名詞を見てると『アルゴ探検隊の大冒険』を思い出すよな(笑)。
俺の人形アニメーションのスタート地点。タロスと骸骨の剣士萌え〜(笑)。