昨日の憂いを残さぬため、早稲田のマンガ図書館に向かう。
……ふふ、これでマンガヲタクと呼ばないで、という方が無理があるな。


ビルの一室にあって、見た感じはマンガうずたかく積んである古本屋。
しかし、カウンターにあるリストにはずらーっと書名・雑誌名が並んでいる。
そこから見たいものを選んで注文すると言うわけだ。


雑誌はものによってはすべての号が揃っているわけではないが、とにかく目当ての号は発見!
やっと岡崎二郎仏陀降臨す』が読めた。
昨日コピーできた新人賞発表の寸評ではストーリーは抜群だが絵が今一歩、的なことが書いてあったのだが、
実際見ると今とあまり変わらない。
しかし、その評価通り、話は凄い。
仏教の中心として小惑星を1000メートルの仏陀像に彫る計画。
順調に進む中、しかし、ヒンズー極右が像を大気圏突入させようと……というもの。


題名が「ああ、なるほど」と思わせるラストがいいし、SFとしても素晴らしい。
ちょっとクラークの『楽園の泉』に似てるかな。
アフター0』よりは『トワイライト・ミュージアム』風(どこが違うかって? なんとなくだよ)。
単行本未収録なのはなんとも惜しい。


それと、『ベルセルク』の第83話もあったのでコピーする。
これにはいろいろと思い出があるのだが、ここでは割愛。久々に読めて感慨無量。


このように目的は果せる場所としていいのだが、マンガ図書館は私設なのでわりと金がかかる。
入館300円、一冊100円。なので、国会図書館での絨毯爆撃のように端から請求することはできず、
さらなるピンポイントで調べていかなくてはいけない。
しかも、コピーは1枚100円! これはけっこう痛い。
結局3000円かかっちゃった。
でも、けっこう面白いのでマンガヲタクはGO!