イーシャの舟2000
- 作者: 岩本隆雄,草なぎ琢仁
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 2000/11
- メディア: 文庫
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なんか、前に読んだときよりも面白かったような……。
新潮版は『星虫』の印象が強すぎたからつまらなく感じ、今回は『星虫』の続きという事を踏まえていて読んだからだろうか?
いや、かなりの加筆が功を奏しているようだ。
『星虫』ほど読みこんでいなかったから、一発でどこが変えられたかは分からないが、かなり書き加えられている。
『星虫』と『鵺姫真話』とうまくつなげてある。
あとがきにもあったが、新潮版ではちょい役だった山伏の微角が、プロローグ、エピローグともにかなり美味しいとこどり(笑)。
そんでもって、やはり以前はすかした小娘という印象だった純が、かなり温かみのあるキャラになっている感じがした。
ところで『鵺姫真話』のどこに微角が出てきたんだ? それとも今回の台詞の中だけ?
挿絵は草磲琢仁。新潮版のイラストもいい味出していたが(笑)、こっちの方が好み。
そういや、オークションで新潮版『星虫』は結構な値段がついてるな。
あの値段で売れるなら、俺の『星虫』コレクション売ればプリンター代くらいになるか(笑)。
今から読むならソノラマ版の方がいいけどね。
次は、とうとう『星虫2』かっ!?