チェコアニメ映画祭2000

これから3ヶ月、6プログラムに分けての長い公開。


今回の上映作品は、


・ヤロスラフ・ザフラドニーク『粘土』
勉強不足のため、初めて聞く監督。
粘土の質感はシュワンクマイエルに似ているが、こちらはいかにもクレイ・アニメーションと言う感じ。
短篇で、いかにも粘土らしい作品。


・ルボミール・ベネシュ『パット&マット』3作
あの決めのポーズは健在(笑)。
Aチーム並に器用でありながら、ひたすら不器用な二人組のコメディ・シリーズ。
1話目『へま』は、シリーズ第1作で他のものと設定が違い、またラストもブラックだ。
次は『芝刈り機』。彼らのAチームモードが炸裂する(笑)。
最後が『ガレージドア』。本末転倒ぶりは最高。


・ブジェスラフ・ポヤル『ぼくらと遊ぼう』2作
今まで見てきたチェコアニメでもっとも得体の知れない作品かもしれない(笑)。
様々な物に変身できる2匹のクマの物語。
2話目に出てきた豹のお姉さんがお気に入り。
チェコ語は『MOON』を思い起こさせる。


・ポヤル『飲みすぎた一杯』
今回一番見たかった作品。人形アニメーションでバイクや自動車がメインの題材というのは珍しい。
スピード感といい、ラストといい傑作。
ちなみに、これを寝てて見逃した夢を見たため、慌てて起きたら、余計眠いまま映画館に行く破目に(笑)