CORALINE

コララインとボタンの魔女

コララインとボタンの魔女

コララインとボタンの魔女ニール・ゲイマン角川書店〉読了


古い家に引っ越してきたコラライン。
ある日、向こう側には別に何もないというドアを開けると、
そこにはもう一つの自分の家があり、ボタンの目をしたもう一人のママがいた。
ここで一緒に暮らそうという彼女から逃げ帰るが、そこにはもう両親はいなかった。
両親を助け出すため、再び、コララインはドアを開ける……


やはり、ゲイマンの『The Wolves in the Walls』とちょっと似てるかな?
海外の作品には、壁の中とか、壁の向こうに何かがいる、ていう話が多いけど、なんでだろ? 
日本ではあまり聞かないね。


原著は、デイヴ・マッキーンが挿絵を描いてるんだけど、これはそのままにしてほしかったなぁ。
日本版は、本当に普通の児童書絵で、かなり雰囲気を落としている。
あのコラージュと渾然一体となって、ドアの向こうに広がる悪夢的な世界を創り出しいてる作品だと思うんだけどなぁ。
どうせ、子供に、わざわざニール・ゲイマンの児童書を買う親なんてそんなにいないんだから(笑)、
そういうところで媚びないでほしい。


ちなみに、原著はこんな表紙
Coraline

Coraline

『ヤングアニマル』『ビッグコミックスペリオール』『ビジネスジャンプ』『別冊ヤングマガジン』



 ヤングアニマル
・『ベルセルク
 ガッツvs.虎。
・『ホーリーランド
 ヨシトはマサキに勝負を挑むが、
 1カ月以内にユウがリベンジしてくると、マサキは断言。
 一方、ユウは山崎とボクシングの特訓。
・『ああ探偵事務所
 様々な作戦を遂行するが、隙ができず、スケさんは動けない。
 そこで、妻木が最後の作戦を!
 あの着ぐるみの意味は?(笑)
・『藍より青し』次回最終回!
・『拳闘暗黒伝セスタス』お休み


 ビッグコミックスペリオール
・『MOONLIGHT MILE
 理代子からの通信で、一応の合意を得た吾郎とロストマン
 しかし、ロストマンが置いていったディスクに入っていたものは?
 ここは、漫画っぽい作戦を期待しちゃう。
・『怪獣の家』
 再び一人の生活になった福田。
 しかし、彼は営業になり、毎日家に帰ってきていた。
 そして、毎晩のように妹の夢を見て……
 小雨ちゃんとくっついてほしいなぁ。


 ビジネスジャンプ
・『警視総監アサミ』
 火事から逃げ遅れて、一酸化炭素中毒で死亡した女性。
 一見、事故死に見えたのだが、その姿勢がおかしい。
 その理由は?
 普通の事件ものだと、なんか物足りない。
・『怨み屋本舗
 ライバル校の校長が、死亡した生徒を気絶させ、酒を飲ませてから、
 発見されるように仕組んでいた。
 真相を知った怨み屋は、依頼人この後どうするか、確認する。
・『人情幕ノ内』
 娘が嫁ぐことになり、夫が亡くなり、一人で育ててきた母は、
 自分と残りの子供たちの絵を描いてもらうことに。
 今回はイマイチ。
・『桜2号』
 桜がCMに出ることに。
・『怨霊侍』
 裏神が連れてきた死鬼神は、太一の妹そっくりだった。
 彼女の魂は奴霊として、買われたらしい。
 そして、太一は、妹をそんな目に遭わせたものを探していたのだ!
・『毒狼』
 最終回かと思った。


別冊ヤングマガジン
・『九十九眠るしずめ
 南方熊楠登場。
 関係ないけど、『てんぎゃん』って途中で終わっちゃったなぁ……
・『MAIの部屋』
 男と別れて、みんなで海に。
 もう一人の女の子、誰?

ビッグ・フィッシュ」の巨人俳優が死去、32歳
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200508110025.html


ビッグ・フィッシュ』の巨人を演じたマシュー・マッグローリーが亡くなったそうだ。
非常に印象深いキャラクター。
ビッグ・フィッシュ』のラストは思い出しただけで泣ける。


その筋の本を読んでいると、過去の巨人症の死に方は悲惨で、
末端が壊死してても気づかずにそのまま亡くなったとか、
骨格が耐えられなくなって、体が折れ曲がったような姿勢で亡くなったとか、
そういうのが多いから、
安らかに眠られたことを切に願う。


参考
ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]』、『フリークス―秘められた自己の神話とイメージ

渋谷古本市

特に今探しているものがあって行ったわけじゃないんだけど、
前から探していた『SF作法覚え書』が収穫。初めて見た。
『宇宙市民』はなぜか今まで見つからず、ようやく入手。
1920年旅行記』は、20年代アメリカ史はいつかちゃんと勉強したいと思って、
つい、20年代ものは買ってしまう。

 渋谷古本市にて
・『宇宙市民』ロバート・シェクリィ(ハヤカワSF)¥525
・『SF作法覚え書』ベン・ボーヴァ(東京創元社)¥700
・『1920年旅行記海野弘(冬樹社)¥900