Ready Player One

『ゲームウォーズ』アーネスト・クライン〈SB文庫〉

西暦2041年。革新的なネットワーク〈オアシス〉が張りめぐらされた世界は、深刻なエネルギー危機に陥っていた。多くの人々はそうした現実から逃避するように、〈オアシス〉と呼ばれるコンピュータの仮想世界にのめりこんでいた。ある日、〈オアシス〉のコンピュータ画面に、突然「ジェームズ・ハリデー死去」のニューステロップが現れた。ジェームズ・ハリデーとは、〈オアシス〉を開発し、運営する世界的億万長者。ゲーム界のカリスマ的存在だ。テロップに続いて、ハリデーの遺書ともいえるビデオメッセージが現れ、〈オアシス〉内に隠したイースターエッグを一番先に見つけたものに、遺産のすべてをゆずることが宣言された――

映画までに読んどこうと思ったら、一気読み。


「フアン・サンチェス・ヴィリャ−ロボス・ラミレスと申す者です」で爆笑。


ハイランダー*1と『スニーカーズ』*2ネタって、誰得!? 
俺のために書いてくれた!?
と、各々反応しちゃうネタが必ずあるはず。


ハイランダー』ネタは複数回出てくるんだけど、作者、頭おかしいのかしら?(褒め言葉)
主人公の親友エイチの「『レディホーク*3は『ハイランダー2』*4よりクソ」という意見は承服しかねるw
同世代の女の子がクルガンネタ振ってきたら、そりゃのぼせちゃいますよ。ちなみにクルガンは『ハイランダー』に出てくるパンクファッションに身を包んだ大男の敵。


ハイランダー』以外にも(当然)、80年代の映画、アニメ、ゲーム、音楽とギークカルチャー盛りだくさん。


3つの鍵を見つけるゲーム、というのは映画と同じようだけど、原作のそれは結構地味(凄い面白いんだけど)で、ここは大きく改変されてるのかなぁ。
ひたすら『ジャウスト』プレイしたり、


『ゾーク』やったり、


ウォー・ゲーム*5の再演するのは、画面映えはしないよねw


誰がゲームに勝利するのか、という縦軸に、オタクネタ、ネットで親しくなった女の子がネカマじゃないといいなぁwという横軸で構成されている。
リアルワールドと仮想空間が完全に不可分になっているため、幼年誌〜少年誌で見かける、ゲーム(orおもちゃ)バトルが世界の支配につながる、という展開に違和感を覚えない。
また、仮想空間はなんでもアリのパラダイスだけど、現実世界はエネルギー危機、食糧危機、就職難、でゲームをクリアしてもこれらの問題は別、というディストピアものでもある。


「日本カルチャーのオマージュ満載!」ってまた大袈裟な惹句かと思ってたら、ホントに終盤でいっぱい出てきますよ。
これが映画でどうなってるのかも楽しみ。


作者は『ファンボーイズ*6の脚本家。やっぱ頭おかしい人だw