血界戦線 Back 2 Back
2週前『ヤングジャンプ』の感想を書くのもなんだけど、出張読み切りの「血界戦線」が物凄くよかった!
本来の掲載誌が季刊になっちゃったんで、こういう出張は増えてほしいなぁ。
それにしても、上手い!
読み切り連載系のアクション漫画家としては極まった感じ。
出張版ということで、当然、初対面の人もいれば、前からの読者もいる。
その両者が同じように楽しめるように描かれているんだよね。
冒頭のレオとザップとチェインのギャグシークエンスは、いつものお約束ではあるんだけど、彼女が物体を透過できる能力の持ち主であることが紹介される。
ライブラの面々で、唯一1ページ目にも出ているし、ここでクローズアップされていることから、彼女が(今回の)主人公であることがわかる。
伝奇ものらしい珍妙な兵器で3ページ挟んで、そこからは馬鹿らしくも、世界の命運を賭けた怒涛の飲み比べ!
飲んでるだけなのに、アクションの読書感があるんだよね。
最大の見せ場であり、羞恥プレイであり、ストーリーの肝でもある見開きページが、冒頭のギャグシーンの回収であり、ラストのオチの前振りにもなっている。
クラウスさんだけが全く事態に気づいていなかったのは初読の人でも面白いし、ファンにはたまらん萌えですよw
お見事!
表紙もお見事ですがw