司法試験漏洩 明大院教授、「女性びいき…やっぱりという感じ」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150909-00000077-san-soci

「紳士的な人柄だったが…」。今年の司法試験で青柳幸一教授と憲法分野を担当した考査委員の一人は事件を信じられない様子だった。一方、明治大学法科大学院で青柳教授の講義を受けていた学生は「女性のひいきで有名。『やっぱり』という感じ」と話した。

 明大のホームページなどによると、青柳教授は慶応大大学院を修了後、筑波大法科大学院教授などを経て、平成23年から明大で教授に。14年の司法試験から考査委員となったが、関係者によると、考査委員になるポイントは、委員の推薦や著作物の評価だという。

 青柳教授の専門は憲法学で、論文集ではクローン技術などについて「人間の尊厳」や「個人の尊重」といった基礎理論の視点で国際法や各国憲法を分析。今年2月には憲法学説の歴史と基礎を教える「憲法」を刊行、「『法の下の平等』の意味」などのテーマで平等権について解説していた。

 青柳教授と問題作成などにあたった考査委員は「青柳さんは熱心で情熱を感じた」と話すが、事件には「情けない。『司法の信頼が揺らぐ』などとは、当たり前すぎて言いたくもない」と非難した。

 今年の司法試験の合格発表は8日、東京・霞が関法務省前で行われた。青柳教授の講義を受けていた20代男性は「特定の女性だけを食事に連れて行くこともたびたびあった。『学内の試験で最高評価を得るには女になるしかない』と半ば本気で言われていた。過去にも漏洩があったのではないかと疑ってしまう」と語る。別の明大の男性(22)は「授業で『平等』をテーマに教えているのに」と怒りをあらわにした。

 学生の間では学者や考査委員としてのプライドの高さを貴族に例え、名前の「青」の字から「ブルー卿(きょう)」とも呼ばれていたという。

ブルー卿……
悪者っぽいw