Red Family



『レッド・ファミリー』鑑賞


韓国の鬼才キム・ギドクが製作と脚本を手がけた社会派ドラマ。幸せな暮らしを送っているかに見えるが実は北朝鮮工作員による擬似家族と、その隣人であるケンカの絶えない韓国人家族。対照的な2つの家族の交流をコミカルかつスリリングに描くことで、現在の朝鮮半島における問題を浮き彫りにしていく。監督はこれが長編デビュー作となるイ・ジュヒョン。出演は「ボイス」のキム・ユミ、「大韓民国1%」のソン・ビョンホ。2013年・第26回東京国際映画祭コンペティション部門で上映され、観客賞を受賞した。

監督は、あまりコミカルに寄らないように作ったと語ってるけど、個人的にはもっとコメディっぽい方が好みだったなぁ。
隣家との食事会で、思わず北擁護発言をしちゃうスリリングさとコミカルが同居したシークエンスが作品の内外の空気を我が物にしていてよかっただけに。
まぁ、ハリウッドばりにおちょくるのはできないんだろうけどね。


こういうスパイがどこまでホントかわからないけど、20年も南にいたら、そりゃ感化されるよね。


娘役のパク・ソヨンが可愛かった。