Europa Report



エウロパ』鑑賞


第9地区」「エリジウム」のシャルト・コプリーが出演、「タブロイド」のセバスチャン・コルデロ監督が手がけたSFスリラー。最新の調査により、木星の第2衛星エウロパの地下に隠されていた海が見つかり、単細胞生命が存在する可能性が報告される。太陽系初の地球外生命を見つけるため、宇宙探索会社のエウロパベンチャーズは6人の調査員を派遣する。しかし、宇宙船が故障してしまい、地球との通信は断絶。最悪の状況の中で、6人の宇宙飛行士たちは調査を進めるが……。

民間機による初のエウロパ探査で起きた事故を描くモキュメンタリー。


モキュメンタリー(≒ファウンド・フッテージ)は、見つけられる(ファウンド)ことが大前提だけど、その衝撃的な内容故に、誰がどうやってその映像を手に入れて、編集したのか、というのはブラックボックスであることが大半。


しかし、この作品は、開始早々、会社関係者が「見つかった」と語っており、また、乗組員の一人のインタビューも挟まるため、目に見える形でその映像が入手できたことがわかる。しかし、木星の衛星からどうやってその映像をサルベージしたのか、ファウンド・フッテージファウンド部分が推進力になっている作品は珍しいかも。


宇宙船内部も安っぽくないし、ちゃんと作っているのはわかるんだけど、いかんせん、怪獣がなかなか出てこないんで、激しい睡魔に襲われる。
まぁ、ラストは結構好きだけどね。映像が発見された理由も納得できるし、立派にSF的で好印象。
これで、もうちょい激しく事件が起きてくれれば……