47 RONIN



『47RONIN』鑑賞

日本の「忠臣蔵」をモチーフに、キアヌ・リーブス主演、新鋭カール・リンシュ監督で描く3Dファンタジーアクション。赤穂の国のサムライ・大石とその部下たちは、吉良と謎の女ミヅキの陰謀により、尊敬する主君の命とサムライとしての身分を奪われる。素性不明のはぐれ者のカイは、主君の仇打ちと吉良に狙われる姫のミカを守ろうと立ちあがった大石に力を貸し、圧倒的な吉良軍に対し、わずか47人で立ち向かう。国際的に活躍する真田広之浅野忠信菊地凛子のほか、本作でハリウッドデビューとなる柴咲コウ赤西仁が日本から参加する。

里見八犬伝*1と『300』*2を足して、10で割った感じ(言い過ぎか、5くらい?)


もっとジャパネスク・ファンタジーなのかと思ったら、意外にも、割と忠臣蔵の筋を追った展開に。
吉良をピアスだらけのでかい黒人で、四十七士がパンツ一丁のマッチョガイにしろ!とまでは言わないけど、期待していたほどのケレン味がない。『もののけ姫*3に出てきそうな怪獣は最初だけだし。
結構真面目に作ろうとしちゃったのか、はっちゃけてないんだよな〜。堀部安兵衛がでかい槍持ってるとかさ〜


現代語で、パンクなのにもかかわらず、『無限の住人』が成立しているのは、時代劇のフォーマットにちゃんと乗ってるからなんだよね。
それに比べて、本作は、中途半端に知識がある分、アレンジも中途半端になっちゃってる感じ。
出島と、天狗の里はちょっと目がさめたんだけどw


あと、原野を出したかったんだろうけど、完全にLotR風で、島国に見えない。やっぱ、小川とか竹やぶが出てこないと。
菊地凛子が九尾の狐じゃないのは、まだわかってないなぁ。シルバーサムライ風の人があっけなくやられちゃうのも拍子抜け。


いいとこ探しするなら、真田広之はステキ。刀を持った時に立ち振る舞いが超かっこいい。
字幕公開が少なくて劇場探して行ったんだけど、見事に日本人(日系)ばっかなので、吹き替えでもいいかも。ロード・アコウとか面白いけど。