Sound of Noise



『サウンド・オブ・ノイズ』鑑賞

身の回りにある日用品を使い、町中のいたるところに音楽を作り出す神出鬼没の音楽テロリストと、音楽嫌いな警察官の攻防を描いたスウェーデン発の異色クライムコメディ。音楽一家に生まれ育つも、生まれつきの音痴のため音楽が嫌いな警察官アマデウスは、ある事件現場でメトロノームを発見。それを手がかりに捜査を開始するが……。監督のオラ・シモンソン&ヨハネス・シェルネ・ニルソンが2010年に発表し、カンヌ映画祭などで評判となった短編「アパートの一室、6人のドラマー」を長編化した。

異色・奇想短篇集とかに入ってそうな話。


正直、物語はよくわからない。刑事の超能力(?)とか、彼と音楽テロリストリーダーの関係とか、ちゃんと語られないし、深読みできるほどの情報の提示もない。
ただ、音楽テロのシーンはかなり面白い。特に、第1楽章の「ドクター、ドクター」はひどすぎ(笑)
また、展開も結構変で、利益を得ているものが犯人というお約束を守るなら、主人公の刑事が一番利益を得ているんだよね。しかしながら、誰も傷つけていないという、完全犯罪。まぁ、描かれていないだけで、最終楽章を演奏中は事故起きてると思うけど。