Texas Chainsaw 3D



『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』鑑賞

映画史に残る殺人鬼レザーフェイスを生み出したトビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」(1974)のその後を描く続編として製作された3Dホラー。1973年、米テキサスで凄惨な事件を引き起こした殺人鬼ソーヤー家は、幼子だったヘザーを除いた全員が、駆け付けた保安官と町の男たちにより抹殺された。時は流れ、養父母のもとで大人になったヘザーは、亡くなった祖母から遺産相続の通知を受け取り、自身の知られざるルーツにも興味を抱いたことから、祖母が残した大邸宅へ向かう。しかし、そこには祖母が密かにかくまい、生き延びていたレザーフェイスが待ち受けていた。

改めて、南部は住みたくねなぁ……


物語は第一作目*1の直後から始まる。その他の続編は未見なんで、そことも繋がるのかは不明。見た感じは独立してそうだけど。


物語前半は、オリジナルを踏襲していて、若者たちが入っちゃいけない家に入り込んだがため、惨劇に見舞われる、というものなんだけど、後半が続編ならではのひねり方。
まさに、題名通り(原題:The Texas Chain Saw Massacre)の皆殺し(Massacre)が、逆転してあの場で行われていたとは! だからこその逆襲劇に快哉を叫びたくなる。ただ、主人公の友達は解体されちゃってるんで、どっちを応援すればいいのやら。


チェーンソーはレザーフェイスのレゾンデートルであり、声なので、取り上げられると、ただの太ったおっさんなので、かなり弱い
彼がふたたび立ち上がる姿はヒーローとして映っており、製作者の思いがよくわかる。


気になったのは物語が現代なんだよね。あの事件は1973年ではなく、普遍的な約20年前、という扱いなのかもしれないけど、そこは90年代にして欲しかったなぁ。


3Dは、ちょっと飛び出し具合が少なくて残念。

『LOST』のアレックスがビッチ役で出演。大人になって、顔つきが柔らかくなっていて、前より美人になったかな。
あと、グランパやってた人が、引き続き出演。