SHAME

『シェイム』鑑賞
R18+というあまり見ないレーティングだったんだけど、期待するほどエロくない(笑)


X-MEN*1前三部作のマグニートーは教授にしか興味がないのは明らかなんだけど、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』*2のマグ様は男も女も喰っちゃいそうなんだよね、という楽しみかたも(笑)


社会的には成功しているのに、セックス依存症という主人公をマイケル・ファスベンダーが熱演。
まさに依存症で、場所も相手も選ばずセックス(オナニー)するんだけど、全然気持ちよさそうじゃない。会社でエロサイト見るなよ、と笑っちゃうものの、冷静に考えればその自分の欲望を操作できないのがもう病気なんだよね。


その端々にほのめかされてはいるけど、主人公たちの過去は明示されないので、扇情的な紹介で足を運んだ人は、鑑賞後ポカーンとしてしまう人もいるかも知れない。


一番の驚きは、監督のスティーブ・マックイーン(同姓同名)が、黒人だったこと。名前から、白人をイメージしちゃうよね(笑)


以下ネタバレ。
兄妹は虐待を受けてきたんだよね。
シシーが言う「悪い場所で育った」というセリフが最もそれを示していて、他にも「結婚は無意味」と言う価値観や故郷には帰っていないという事実。また、頭の瘤も虐待の跡なんだろうね。
母親(両親?)を憎んでいるから、ブランドンは常に見かけた女の薬指を目で追う。唯一、ノーマルに近い関係を持った同僚はバツ一だから、彼も普通の恋愛を期待するものの、結局役に立たない。