Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole

『ガフールの伝説』観賞
フクロウ版『銀牙―流れ星 銀―』というか『甲冑の戦士雅武』(笑)


ザック・スナイダーは嫌いじゃないし、先週の『ヒックとドラゴン』でなるべく3D映画は行こうと思ったんだけど……


以下、ネタバレ注意。


3D演出とザック演出の相性が悪いのかなぁ。イマイチ3Dの必然性が薄いんだよなぁ。
何よりストーリーが……。恥ずかしながら原作があることも知らなかったんだけど、それでも端折ってることがありありと分かる展開。
ファンタジーは「往きて還りし物語」だけど、その「往きて」の部分がえらく短い。LotRで例えると、『旅の仲間』が10分で終わって、シルマリルが10年くらい前の出来事って感じ。このへんは演出で何とかなんとかなったと思うんだけどなぁ。こういう演出不足というか、不親切さが目立つ。
特に、ガフールの伝説と氷の国の戦いがイコールに見えちゃうんだよね。あと、神木も伝説と言ってるけど普通に王国の首都みたいだし。また、この設定だと、ソーレンの父親が元戦士って方が自然だよなぁ。
あと、遠未来の話なんだから、古代文明の跡は出して欲しかった。


まぁ、榊原良子永井一郎だったから、いっか(笑)


ツッコミどころ満載なんだけど、影絵のようなエンドクレジットは必見。
ああいう3Dアニメを観たいなぁ。


菖蒲IMAXで見たんだけど、お客が10人くらいしか……