2010年11月号
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/09/25
- メディア: 雑誌
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「ハヤカワ文庫SF完全リスト」も後編。
書影だけでも時代の変遷を感じる。
翻訳は、4本。
・「ジャッジメント・エンジン」 ……グレッグ・ベア
正直、なんだかよくわからなかったんだけど、なんだか凄い(笑)
『ディアスポラ』*1の冒頭とイメージがかぶった。
・「温かい宇宙」 ……デイヴィッド・ブリン
楽天的な読後感はブリンらしいかな。
結構好きだけど、機械人と旧人類の間で、火種になっちゃいそうな……
・「手を叩いて歌え」 ……オースン・スコット・カード
タイムマシンもの。
タイムパラドックスではなく、様々な意味で調和の取れた結末がカードなのかなぁ。
・「ジョージと彗星」 ……スティーヴン・バクスター
遠未来ヒヨケザルBLもの(曲解してる!?)
彗星は精子のメタファーでしょ?
さも、未来史シリーズの一部であるかのようだけど、これはこの1本でおしまいなのかな?
彼らの未来が気になる作品。
「SFマガジン・表紙ギャラリー」は2006〜2008年。
ここまで来ると、完全に最近。同じイラストレーターは使わないことになってたのね。
「大森望の新SF観光局」は、海外時間SF短篇総まくり。
『たんぽぽ娘』*2にえらい値段が付いていたのはそういう事だったのね。
一番手に入れやすいのは、文春のアンソロジーかしら?
「堺三保のアメリカン・ゴシップ」は、低予算SF映画
「デッド・フューチャーReMix」は、インプラント続き。
「SF挿絵画家の系譜」は、木村光佑
「サイバーカルチャートレンド」は、脱ケーブル。
「サはサイエンスのサ」は、せいぎのたたかい。
医者はまったくそのとおり。
今やレッドデータブック・アニマル化しているので、マスコミがまた医者いじめを始めたら、医者の数が増えてきたということ(笑)
「センス・オブ・リアリティ」は、
金子隆一は、人間と利他的行動。
香山リカは、取調べにおける自白。
「MAGAZINE REVIEW」は〈アナログ〉誌
"Swords and Saddles"ジョン・G・ヘムリイ
"Page Turner"ラージナール・ヴァジュラ
"Fishing Hole"リック・クック
が面白そうだった。
来月は、冲方丁特集