WOLBERINE : ORIGIN
X-MEN ウルヴァリン:オリジン (SHO-PRO BOOKS)
- 作者: ポール・ジェンキンス,光岡三ツ子
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 大型本
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人気キャラでありながら、長らくオリジンが描かれてこなかったウルヴァリンの誕生秘話。
ウルヴァリンを形作る様々なパーツ(見かけ以上の年齢、ローガン、カナダ、クズリ、愛する女性の悲劇、日本など)がしっかりと組み込まれていて悪くないんだけど、必要性があるかというと、そうでもないんだよなぁ。
似たような立場の作品である『バットマン:キリングジョーク―アラン・ムーアDCユニバース・ストーリーズ (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)』に描かれた、「こういう過去があったからこそ、現在のジョーカーが生まれた」という極めて強い衝撃と説得力(ジョーカー・オリジンの一説に過ぎないけど)に比べると、ウルヴァリンの方は、現在の彼から逆算して過去を作った、と言う感想が否めない。
絵は好きなんだけどね。
「映画」と限定した上だと、『ウルヴァリン X-MEN ZERO』の方が上手くオリジンとして描かれているような気がする。
映画に合わせたなら、『ウェポンX』と合本にすれば親切だったのに。