THIEVES’ DOZEN
現代短篇の名手たち3 泥棒が1ダース (ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 作者: ドナルド・E・ウェストレイク,木村二郎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/08/21
- メディア: 文庫
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現代短篇の名手たち3
収録作品
ディタムズ、キター!(笑)
天才的犯罪プランナーにして職業的窃盗のはずなのに、いつも不運に見舞われるジョン・ドートマンダーの短篇集。天才的プランナーの割には、しょっちゅう退路をふさがれるけど(笑)
ニヤリではなく、ドタバタコメディ的な笑い。さくさく読めて面白いんだけど、イマイチ記憶に残らないなぁ。
お気に入りは、
・「悪党どもが多すぎる」
地下の壁をぶち抜いて、銀行の金庫に忍び込む計画を立てたドートマンダー。
しかし、そこには既に強盗によって閉じ込められた行員たちがいた。
彼のことを刑事だと勘違いする人質。
そこに強盗がやってきて……
・「雑貨特売市」
馴染みの故買屋にやってきたドートマンダー。
そこに、大量のTVを売りたいという二人組が現れて……
・「今度は何だ?」
手に入れたブローチを売りに行く途中、地下鉄の火災に遭遇。
地上に出て、タクシーを捕まえるが……
思わず両手を警官に出してしまうドートマンダーに萌え(笑)
・「芸術的な窃盗」
画家になった囚人から、値を上げるために自分の絵を盗んでくれと依頼される。
ギャラリーに下見に行くものの、何か気になる……
・「悪党どものフーガ」
車が突っ込んで、閉鎖された銀行。
そこで何か拾えないかと、侵入をそれぞれ計画する男たちだが……