世界の怪獣

今から30年ほど前、横浜のとある病院の待合室に置いてあった怪獣の本。
夢中になって読んだものの、持ってっちゃうわけにもいかず、帰りに本屋で探したものの、見つからず。


その後も、古本屋で当たりをつけて、それっぽいのを買ったんだけど、どうもピンと来ない。


記憶にあるのは、
・怪獣と言っても特撮ではなく、UMA系(恐竜とかだったかも?)
・ハードカバーの児童書サイズ。
・海っぽい印象(笑)


で、21世紀。
オリジナル・ソフビメーカーのシカルナ・工房から、『世界の怪獣』が復刊!





んんん〜!?
ビビッと来ましたよ。


というわけで、早速注文。
これかな〜?
記憶にあるポイントは揃ってるんだよね。確かに、表紙は海っぽいし。
絵も、当時の俺好きする絵(今も好き)。ちなみに南村喬之画伯でした。
内容はさっぱり覚えてないんで、精神衛生上、あのとき病院で見たのはこれということに確定。


まぁ、これが憧れの君でなくとも、かなり面白い。
題は百八年なのに本文では百年だったり、六本足と書いてあるのに、イラストは四本だったりと、神話・伝説における、現実と伝聞の齟齬を見事に再現。特徴が多すぎて、イメージしにくい怪獣のの描写も、パニックに陥った目撃者が、群盲象を撫ずのような状態になっていることを、ストレートに記しているのだと思います(笑)
それにしても、ちびっ子は双頭、角、一つ目が好きだなぁ(今も好きですが、何か?)
ただ、宇宙怪獣の章は、いきなりフィクション(?)になっちゃって、イマイチだなぁ。


ところで、中岡俊也ってこんなのも書いてたのね。心霊写真の人かと思ってた(あなたの知らない世界、心霊写真ブーム直撃世代)