THE BOOK OF SEI

迷宮都市

迷宮都市

『迷宮都市』デイヴィッド・ブルックス福武書店

 収録作品

  • 「DU」 Du
  • 「失われた結婚式」 The Lost Wedding
  • 「イルカ」 The Dolphin
  • 「市街地図」 The City of Arches
  • 「ナディアの恋人」 Nadia's Lover
  • 「「本」」 The Book
  • 「ストリップショー」 Striptease
  • 「病気」 Disease
  • 「迷宮都市」 The City of Labyrinths
  • 「薔薇の花」 Roses
  • 「大臣の家族」 The Family of the Minister
  • 「ブルー」 Blue
  • 「詩人」 The Poet
  • 「ロベルト・デ・カステランの日記」 The Journal of Roberto de Castellan
  • 「ブラック」 Black
  • 被写界深度」 Depth of Field
  • 「あるまじきものたち」 The Misbehaviour of Things
  • ジョン・ギルバートの犬」 John Gilbert's Dog
  • 「羊」 Sheep
  • 「失踪」 Disappearing
  • 「マントリアの白い天使」 The White Angel of Mantria
  • 「夢の探究」 The Tape-recorder of Dreams
  • 「SEIの本」 The Book of Sei

残念ながら趣味でなかった。
ネタ的には、いつもどおりの異色・奇想系なんだけど、ひじょうに硬質で、なんか肉と感情をそぎ落として、理屈だけになっているような感じ。イマイチ記憶に残りずらい……
夜のガラスでできた夢のよう、なんて中二病的な超恥ずかしい表現が頭に浮かんでしまった(笑)個人的には、もっと猥雑で、フィジカルな方が好きだなぁ。
ただ、そんな中でも、閉ざされた中で無限に増築、変貌を続ける都市を描いた「迷宮都市」は素晴らしい。あとは「失われた結婚式」「ナディアの恋人」「ロベルト・デ・カステランの日記」あたりかな。