THE BOOK OF SEI
- 作者: デヴィッドブルックス,David Brooks,実川元子
- 出版社/メーカー: 福武書店
- 発売日: 1992/11
- メディア: 単行本
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収録作品
- 「DU」 Du
- 「失われた結婚式」 The Lost Wedding
- 「イルカ」 The Dolphin
- 「市街地図」 The City of Arches
- 「ナディアの恋人」 Nadia's Lover
- 「「本」」 The Book
- 「ストリップショー」 Striptease
- 「病気」 Disease
- 「迷宮都市」 The City of Labyrinths
- 「薔薇の花」 Roses
- 「大臣の家族」 The Family of the Minister
- 「ブルー」 Blue
- 「詩人」 The Poet
- 「ロベルト・デ・カステランの日記」 The Journal of Roberto de Castellan
- 「ブラック」 Black
- 「被写界深度」 Depth of Field
- 「あるまじきものたち」 The Misbehaviour of Things
- 「ジョン・ギルバートの犬」 John Gilbert's Dog
- 「羊」 Sheep
- 「失踪」 Disappearing
- 「マントリアの白い天使」 The White Angel of Mantria
- 「夢の探究」 The Tape-recorder of Dreams
- 「SEIの本」 The Book of Sei
残念ながら趣味でなかった。
ネタ的には、いつもどおりの異色・奇想系なんだけど、ひじょうに硬質で、なんか肉と感情をそぎ落として、理屈だけになっているような感じ。イマイチ記憶に残りずらい……
夜のガラスでできた夢のよう、なんて中二病的な超恥ずかしい表現が頭に浮かんでしまった(笑)個人的には、もっと猥雑で、フィジカルな方が好きだなぁ。
ただ、そんな中でも、閉ざされた中で無限に増築、変貌を続ける都市を描いた「迷宮都市」は素晴らしい。あとは「失われた結婚式」「ナディアの恋人」「ロベルト・デ・カステランの日記」あたりかな。