THE BRIGHTONOMICON

[rakuten:book:13052822:detail]
『ブライトノミコン』ロバート・ランキン 〈創元推理文庫ラ5−1〉

二日前のことだ。ばくは死んだ。正確に言うなら、バレンタインデーに、イースト・サセックス州にあるブライトンであの世へ旅立った。助けてくれたのはミスター・ルーン。神秘の探偵、麻薬愛好家、宇宙刑事、男の中の男、オカリナに新たな力を与えし者だ。記憶をなくしたぼくは、とりあえず彼が手がける事件の記録者となるべく、血の契約をかわした。それが、この奇想天外、奇妙奇天烈、棒腹絶倒(本当)な体験のはじまりだった! ヘンテコな事件がヘンテコな事件を呼び、珍妙な謎が珍妙な謎を呼ぶ。奇才ロバート・ランキンの個性炸裂、面白冒険譚。

まったくもってナンセンス。
正直、内容もよく覚えてません。
毎回同じギャグとお約束が出る度に、「Laugh !」のランプが灯っているような読書感。
ただ、くだらん、とひと言で切り捨てることが出来ない何かがあるんだよなぁ。J・H・ブレナンのグレイル・クエストとか『宇宙ヒッチハイクガイド』と感触が近いせいかしら?
キャラクターやガジェットは、ランキン作品にお馴染みのものらしく、もう一冊読んだら、累積効果でお約束で笑っちゃうかも。
カバーは原著のようにバッチの方がよかった気がするけど、カバーの折り返しは遊んでいて、いい感じ。
くだらないくだらないと言いつつ、意外に好きなのか?(笑)