セカンドウインド(1)

『セカンドウィンド(1)』川西蘭〈ジャイブ ピュアフル文庫
自転車ものなので着手。

自転車好きの溝口洋は、目の前を猛スピードで走り抜けていくオレンジ色の集団に圧倒される。時同じくして、ジュニア対象のレースがあることを知った洋は、自転車嫌いの祖父に内緒で出場。好成績を収めたため、オレンジジャージの南雲デンキジュニアクラブの練習生になる。初めて知るロードレースの興奮。このまま選手となれば、地元の名門校南雲学院の特待生として入学もできる。しかし、二人暮らしの祖父になかなか言い出せず、練習生としての日々も終わろうとしていた……

ロードレースを通じた出会いと別れ、悩み、成長の青春物語。
ロードに特化しているので、『[rakuten:book:11266401:title]』のようなフラッシュバックはないけど、練習の様子など面白い。
物語はまだまだこれからで、洋の家族の謎は明かされず、彼の進路も決まっておらず、レースもこれから。何よりも、レーサーとしての資質は未知。この手の物語は、やはりクライマーが多いけど、洋がどんなスペシャリストになっていくのか楽しみ。このままオールラウンダーで行くのか? スプリンターもクライマーもいるしなぁ。でも父親はクライマーっぽい雰囲気。ツールではなく、ジロ?
幼馴染み、多恵との関係はどうなるのか? ……よりも、個人的には担任の山田先生が気になってしょうがない。脳内補完(妄想)では、葉月京の描く眼鏡巨乳教師(笑)