HAMMERED

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『HAMMERED―女戦士の帰還―』エリザベス・ベア〈ハヤカワSF1657〉
カバーアートがなかなかステキ。

崩壊しつつある地球。2大国となったカナダと中国は宇宙船開発で争っていた。ケイシーは50歳間近のサイボーグ。ある日、彼女の友人のギャング、レザーフェイスの部下が汚染された麻薬で死ぬ。それは、普通なら出回らないはずの軍用ドラッグだった。一方、カナダは火星で発見された異星の宇宙船を元にした星間宇宙船を開発し、そのパイロットとして、ケイシーを探していた。同じ頃、ケイシーが面倒を見ていた少女、リーアはバーチャル空間である存在と出会っていた。どうやら、すべてが関わっているらしいのだが……

結論から言うと、2巻どうしようかな〜
どの辺がローカス受賞理由なんだ?


カバーと題名から、サイボーグバトルものか、ミリタリーSFかと思っていたら、どちらでもなく、おばさんがぐだぐだ言ってるうちに終わっちゃいました(笑)
読み飛ばしたのか、地球に危機が迫っていることも、カナダと中国が敵対していることも、その背景が全く見えてこない。さらに、複数のエピソードの断片を積み上げていく構成なんだけど、あんまり効果が出ていていないような……。このての構成はそれぞれが収束していく様子に興奮するものだけど、最後までバラバラの話を読んでいた印象。キャラクターにも全く感情移入できず。
要するに、ボビ・イーをもっと出せと(笑)


2巻以降は、宇宙が舞台になって、広がりが出てくるのか?
新刊で買うか微妙。