凌辱の魔界

凌辱の魔界 (幻冬舎アウトロー文庫)

凌辱の魔界 (幻冬舎アウトロー文庫)

新宿のT町研究所では、人体に葉緑体を植え付け、光合成で生きられる人間を作ろうという人体実験が行われていた。売春婦や身寄りのない人間を捕まえてきては、切り刻まれていた。そんな中、モルモットの死体に異変が……

血、体液、腐汁と全編ベトベトグチョグチョ。ただ、あまり鬼畜さは感じなかったかなぁ。
グロさとしては2章の「死体遊戯」が最高だけど、スプラッタSFホラーと化す意外な展開の後半はかなり楽しい。谷弘兒の『薔薇と拳銃』みたいなのかと思っていたら、ペナンガラン大活躍だもんな〜。髪が異常に伸びるのはいいんだけど、どうやって動いてんだ? ラストはさらに予想外の純愛。
元々は官能小説レーベル(幻冬舎は復刊)だったんだけど、使えないよ(笑)
プラットの『挑発』も読んでみようかしら。