電脳猟奇
- 作者: 友成純一
- 出版社/メーカー: ぶんか社
- 発売日: 1998/09
- メディア: 単行本
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無惨な遺体となって発見された少年。監禁され、拷問されていたらしい。奇妙なのは頭に穴を開けられて、稀硫酸を流し込まれていたこと。少年課の花岡鏡子は、それが以前自分が担当していた少年だと知る。捜査を進めるうち、彼を撮影したスナッフ・ビデオが見つかる。流通ルートがあるのだろうか? そして、希硫酸の正体は?
3冊目だけど、これが一番小説っぽい。ただ、その分、「早く鬼畜描写が見たいんだよ!」というフラストレーションが(笑)
10年前の作品なんだけど、作品中のインターネットの闇は現実となり、犯罪動画の日本一億総発信者と言う描写は、現在のいじめ動画をネットにアップしている状況を予見しているようで、かなり薄ら寒くなる作品だった。