今年の読了本
今年の読了本を回顧。
今年のSFは、去年のニュー・スペオペ・ラッシュはどこへやら。けっこうバラエティに富んでたかな。
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このあたりが面白かったかなぁ。
また個人的にかなりはまったのが、 『[rakuten:book:12060050:title]』に始まるイルミナティ三部作。笑わしてもらいました。
あと、『[rakuten:book:12512898:title]』が、ある意味強烈だったかも(笑)
ついに訳された『ゴーレム100 (未来の文学) [ アルフレッド・ベスター ]』『[rakuten:book:12098274:title]』も今年。
変わり種では台湾SFの『星雲組曲 (新しい台湾の文学) [ 張系国 ]』。あまり面白くはなかったけどね。
ファンタジーはイマイチ。
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- 作者: ナオミ・ノヴィク,那波かおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: ハードカバー
- クリック: 5回
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あとは、イマイチなシリーズものの第1作目ばかりのイメージ(上のもシリーズ第1作だけど)
シリーズものなら、来年はブラド・タルトシュを!
ミステリはあまり読んでないけど、
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他には、『鳥―デュ・モーリア傑作集 (創元推理文庫)』『[rakuten:book:12013427:title]』『[rakuten:book:12004948:title]』など。
ホラーは、『ハートシェイプト・ボックス〔小学館文庫〕 (小学館文庫) [ ジョー・ヒル ]』がニュース(?)だけど、個人的にはちょっと趣味に合わなかった。
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シャーリイ・ジャクスンは訳されたものをまとめて読んだけど、手に入れやすいのが『くじ』しかないのがもったいない。
復刊が望まれる作家。
復刊と言えば、
ドラッケンフェルズ ウォーハンマーノベル1 (HJ文庫G) [ ジャック・ヨーヴィル ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ティーンズ文庫 > ティーンズ文庫 > ホビージャパン HJ文庫
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 918円
がまさかの復刊でびっくり。(『女王の矢』はまだ読んでないけど……)
映画に合わせて『[rakuten:book:12544523:title]』も新訳で刊行。
映画と言えば、
- 作者: スティーヴンプレスフィールド,Steven Pressfield,三宅真理
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/09
- メディア: 文庫
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異色・奇想系は、
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- 作者: 柴田元幸
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2001/05
- メディア: 文庫
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あと異色作家短篇集がついに完結。
本音を言えば、新しい作家を何冊か出して欲しかったけど、素晴らしい叢書でした。
叢書と言えば、プラチナ・ファンタジイが新創刊。
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奇想コレクションでは、
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が楽しませてもらった。
また、国書刊行会から「短篇小説の快楽」が創刊。
論創社の「Dark Fantasy Collection」も途切れなかった。
来年も続いて欲しいもの。
続きと言えば、
文学刑事サーズデイ・ネクスト〈3〉だれがゴドーを殺したの?〈上〉
- 作者: ジャスパーフォード,Jasper Fforde,田村源二
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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文学刑事サーズデイ・ネクスト〈3〉だれがゴドーを殺したの?〈下〉
- 作者: ジャスパーフォード,Jasper Fforde,田村源二
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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他にも『[rakuten:book:12024304:title]』『赤い靴の誘惑 (株)魔法製作所 (創元推理文庫) [ シャンナ・スウェンドソン ]』『襲撃者の夜 (扶桑社ミステリー) [ ジャック・ケッチャム ]』『[rakuten:book:12079171:title]』も今年。
その他小説では、
[rakuten:book:12009996:detail]
[rakuten:book:12011312:detail]
が印象深い。
他に『[rakuten:book:12089370:title]』『[rakuten:book:12672702:title]』など
ノンフィクションでは、が本当にいろいろ勉強になった。
アメコミに興味がない日本漫画読みも、理論武装のためにオススメ。
他には、『シェイクスピア贋作事件 ウィリアム・ヘンリ-・アイアランドの数奇な人生 [ パトリシア・ピアス ]』『[rakuten:book:11990419:title]』もよかった。
以前から読もうと思っていたのが、
- 作者: ピーター・ディキンスン,神鳥統夫
- 出版社/メーカー: サンリオ
- 発売日: 1981/11
- メディア: 文庫
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- 作者: ミシェル・ジュリ,松浦寿輝
- 出版社/メーカー: サンリオ
- 発売日: 1981/06
- メディア: 文庫
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- 作者: マーク・Z.ダニエレブスキー,Mark Z. Danielewski,嶋田洋一
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
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『紙葉の家』は書痴なら必携かと(中身も凄い)
コジンスキーの『異境』は期待はずれ。
また、必須科目だったラテンアメリカ系にもようやく手を出す。
エバは猫の中―ラテンアメリカ文学アンソロジー (サンリオ文庫)
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,木村栄一
- 出版社/メーカー: サンリオ
- 発売日: 1986/12
- メディア: 文庫
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悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集 (岩波文庫)
- 作者: コルタサル,木村栄一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1992/07/16
- メディア: 文庫
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どれも楽しめた。
ここまで書いてなんですが、読書はそれほど好きな行為ではありません。
それでも、年に何冊かは、本当に出会えてよかったと思う本がある。
そんな今年のベストは、
[rakuten:book:11983408:detail]
そして、出会わなければよかったと思う本が、
- 作者: エマニュエルカレール,Emmanuel Carr`ere,田中千春
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本
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来年はどんな本に巡り会えるのでしょうか。
それでは、良いお年を。