THE THIEVES OF HEAVEN
- 作者: リチャードドイッチ,Richard Doetsch,奥村章子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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ホラー・アクション巨篇、とあったので何となく着手。
マイクルはプロ中のプロの泥棒だったが、結婚を機に足を洗う。しかし、妻が癌に冒されているのがわかり、ドイツの富豪から依頼を受ける。それは、バチカンに収められた、二本の鍵を盗み出すというものだった。見事依頼は成功するものの、その鍵は、本当に天国の扉を開く鍵で、依頼者は悪魔だと言うことを知る。マイクルは鍵を取り戻すために、鍵の番人シモンと親友の刑事ポールとともに、悪魔の元へ向かう!
う〜ん。何となくな感想ですわ(笑)
一番面白かったのは、バチカンから鍵を盗み出すところ。って、ホラー部分じゃないじゃん(笑)。リーダビリティはすこぶるいいものの、半分を過ぎた辺りから、どうも飽き始めた。映画化決定らしいけど、かなり薄味。映像があれば違うのかもね。ご都合主義までは行かないけど、割と都合がいい展開も気になった。
聖遺物とか、悪魔とか好きなんだけど、あんまりオカルト味がしないんだよね。悪魔が教会には入れないのはいいんだけど、本人が気づかないと入れちゃうの? 悪魔は力をふるうけど、神が何も手を貸してくれないのは、キリスト教的信仰の話に絡むの? この辺の素養がないからな〜
ラストのオチは割と好み。シリーズ化考えてるのか?