THE SIGN OF THE BOOK

災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

『災いの古書』ジョン・ダニング〈ハヤカワHM205-9〉読了
クリフ・ジーンウェイ・シリーズ第四作

古書店主クリフは、恋人エリンの頼みで蔵書家射殺事件の調査を開始した。被害者男性とエリンが交際していた過去があり、容疑者女性がエリンの元親友という事情から依頼を引き受けたのだ。まもなく被害者が貴重なサイン本をコレクションしていたという事実が判明する。本をめぐる争いに巻き込まれたのか? やがてその蔵書をめぐり怪しい三人組が暗躍しはじめ……

ぶっちゃけ、面白いのは1巻だけなんだよなぁ。
2巻はイマイチ、3巻はそこそこ(逆かも)、なんだけど、4巻もそこそこ。
意図してるのかもしれないけど、古本が中心に据えられていないから、あまり興味が惹かれない。裁判のシーンがちょっと興奮したくらい。
古書店めぐりは夫婦で (ハヤカワ文庫NF)』なんかでも出てきたけど、海外のレア古本って革装のイメージかと思いきや、後で有名になったペーパーバックの初版に値段が付いたりするんだよね。それは日本の古本事情と違って面白い。向こうはあまり刷らないのかしら?