GRINDHOUSE

グラインドハウス』を鑑賞


「最近、ホラー映画の同時上映とかないよな?」
「じゃあ、俺たちで撮ってちゃえばいいじゃん!」
と言うノリで撮ったんだろうなぁ、と思ってたら、インタビューによるとやはりそうでした(笑)


ロドリゲスがゾンビパニックもの『プラネット・テラー』、タランティーノサイコキラー&キャット・ファイトもの『デス・プルーフ』の2本同時上映。
一週間だけ、U.S.A版が上映されるということなので、行ってきました。
U.S.A版とその他の国版の一番の違いは、フェイク予告編が4本入ること。
マチェーテ」「ナチ親衛隊の狼女」「Don't/ドント」「感謝祭」の4本。
個人的には、「ナチ親衛隊の狼女」のニコラス・ケイジの熱演がツボ(笑)


肝心の映画の感想だけど、
デス・プルーフ』の方が数段面白い。
プラネット・テラー』も色々面白いんだけど、ステロタイプの域を脱していない。一方、『デス・プルーフ』は当時の匂いを再現しつつ、タランティーノでなければ撮れない(撮らない)作品。相変わらずのだべり長回しと尻(笑)。カート・ラッセルはけっこう大作にも出る癖に、こういうのにも嬉しそうに出ているところが好感が持てます。


アメリカ以外では、30分ばかり長い再編集版で別々に上映するようだけど、これは2本まとめて見ることに意味がある。1本ずつ見て面白いかというと、そうでもないんだよね。
そんなわけで、このチャンスに見に行くか、2本まとめたDVD(たぶん出るでしょ)で見ることをオススメ。