CARTER BEATS THE DEVIL

奇術師カーターの華麗なるフィナーレ〈上〉 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

奇術師カーターの華麗なるフィナーレ〈上〉 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

奇術師カーターの華麗なるフィナーレ〈下〉 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

奇術師カーターの華麗なるフィナーレ〈下〉 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

『奇術師カーターの華麗なるフィナーレ』グレン・デイヴィッド・ゴールド〈早川書房〉読了

1923年、ハーディング大続領が死亡する。彼は生前、何か恐ろしい秘密を知ってしまい、どうするべきかと誰彼ともなく訊いていたらしい。死亡前夜、人気奇術師カーターのショウに特別ゲストとして参加したことから、カーターに暗殺の疑いがかけられる。彼は有名になるまでに、いくつものきな臭い駆け引きをしてきたらしい。はたして、大統領の死の真相は? そして、秘密とは?

けっこう期待してたんだけど、イマイチ。
上巻はカーターのデビュー当時の物語で、ラストにかかってくるんだけど、2冊はちょっと長い。
マジックショーものは、けれんみたっぷりでやって欲しい。全体的におとなしめで、謎の発明の正体もな〜。もう一ひねりあるのかと思ったんだけど、そのまま終わっちゃうし。もっとスチームパンクばりに大袈裟にしちゃってもよかったような。
〈プラチナファンタジイ〉 奇術師 (ハヤカワ文庫 FT)と比べちゃうとかわいそうかも。
途中に出てくるワインのラベルが一番楽しかった時点で、小説としては……