EQUINOX

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『五つの星が列なる時』マイケル・ホワイト〈早川書房〉読了

イギリスのオックスフォードで若い女性が惨殺される。心臓を摘出され、そこには金のコインが残されていた。続いて第二の殺人が。取材でたまたま訪れていた作家のローラは、犯罪現場の写真を撮る仕事を請け負っている元恋人のフィリップとともに、事件を調べ始める。どうやら占星術で殺人の日を決めているらしい。二人は1851年にもそっくりな事件が起きていたことを知る。さらに、あのアイザック・ニュートンがそれらの中心に関わっているらしいのだが……

ダ・ヴィンチ・コード』系(と言っちゃうのもなんだけど)の作品。
こりゃ、ハズレ。
薄い、浅い、都合よすぎ、と三拍子。
この手の小説は、情報とハッタリのたたみかけるような連続がキモだと思ってるんで、それがまるで感じられなかった。暗号とか、オカルトとか、お約束パーツの、表面だけ拾ったような感じ。ラストの迷路も失笑。
なんでこんなのハードカバーで出しちゃうの? 新刊で買わなくてよかった。
ノンフィクションで著作のある作者の、初の小説らしいけど……