THE MASTERHAPER OF PERN

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『竜と竪琴師』アン・マキャフリイ〈ハヤカワSF1618〉読了
2年ぶりの、シリーズ10弾。

2世紀に一人と言われる優秀な作曲師ペティロンと歌唱師メレランとの間に男の子が生まれる。ロビントンと名付けられた彼は、幼くして、両親を凌駕する才能を見せる。母はロビントンを愛するが、作曲のことしか頭にないペティロンは彼を見ようともせず、また才能も認めない。それでも、工舎の人々に愛され、ロビントンは成長していく。一方、竜騎士も竪琴師も蔑ろにする、強欲な太守ファックスが不穏な動きを見せていた……。

シリーズの中でも印象深い名キャラクター、ロビントンの若き日の物語。
いい意味で普通。シリーズ読者として安心して読んでいられます。
個人的には、SFになっちゃう(失言?)『[rakuten:book:10998163:title]』が嫌いなんで、やはり、これくらいファンタジーしてる方がいいなぁ。
前半はペティロンの振る舞いにいらいらし、健気なロビントン少年に萌え(笑)、
後半は、『[rakuten:book:10067284:title]』『[rakuten:book:10161919:title]』『竜の反逆者 (ハヤカワ文庫SF―パーンの竜騎士)』などにちょっとずつリンクしてきて、また読み直したくなった。ロビントンの息子って、出てきたことあったっけ?


まだ未訳ってあるの? いつもあとがきに書いてあるから今回は不満……
『クリスタルシンガー』のつづき出ないかなぁ。無理だけど。