BROKEN ANGELS

[rakuten:book:12024304:detail]
『ブロークン・エンジェル』リチャード・モーガンアスペクト〉読了
[rakuten:book:11354835:title]』の続き。
続編といっても、完全に独立した話。

サンクション系第四惑星の戦場で、カレラ部隊の中尉として加わっているコヴァッチ。
そこで、民間パイロットのシュナイダーから儲け話を持ちかけられる。
未だかつてないほどの規模と質を誇る火星人の遺跡を見つけたというのだ。
コヴァッチは、考古学者、スポンサー、兵士を集め、現場に向かう。
そこにあったのはゲートだった。
しかし、付近は核爆弾が落とされ、抗放射能のボディを纏っているが長くは保たない。さらに、ライバルが未知の兵器を送り込んでいた。
はたして、ゲートの向こうあるものは?

サイバーガジェット、サイバー蘊蓄、サイバー一人称のハードボイルド、という好物だらけだった『オルタード・カーボン』。
その主人公コヴァッチが再登場ということでかなり楽しみにしてたんだけど、なんか、イマイチはまり切れませんでした。
前作は、薄汚れた町で探偵をする、お約束なタフガイものだったから良かったけど、戦場だとそれがしっくりこないのかなぁ? とにかく、あまりスムーズな読み心地がしませんでした。


一方で、デジタル化された人間の戦場での扱いなどのガジェットは面白かった。
戦闘術とか操縦はダウロードしないの?
あと、ナノ兵器はちょっと『プレデター』を彷彿とさせて、かなり興奮したんだけど、ちょっとした出てこなかったのが残念。


ところで、帯も解説もハードボイルドを前面に押し出してるけど、どうみてもSFだと思うんですけど。