WINKIE

ウィンキー (ハヤカワ・ノヴェルズ)

ウィンキー (ハヤカワ・ノヴェルズ)

『ウィンキー』クリフォード・チェイス早川書房〉読了

母から子へ、兄から弟へと受け継がれてきたテディベアのウィンキー。
ある日、ウィンキーは自分が動けるようになっていることを知る。
家から飛び出し、森に向かうウィンキー。
そこでベビー・ウィンキーを産み、二匹で幸せに暮らす。
しかし、ウィンキーは突然爆弾犯の容疑をかけられて逮捕されてしまう!
やってもいない罪をどんどん言い渡されるウィンキー。
さらに弁護士は一度も勝ったことがないという男。
はたして、裁判の行方は?

うう〜ん〜
期待してたんだけど、イマイチ。
もっと、ドタバタコメディファンタジーみたいな話かと思ってた。
個人的には『未来世紀ブラジル』のお役所仕事シーンをずっと読んでる印象かな。
裁判自体が劇場化し、テロに対する魔女狩りの風潮を風刺しているのはわかるんだけど、
面白いとかつまらないとかじゃなくて、どうも口に合いませんでした。


ここんところ、早川書房はYAものをコンスタントに出していて、あらすじにそそられて、けっこう読んでるんだけど、どうも大当たりがない。所詮YAってこと? でも、『移動都市 (創元SF文庫)』はかなりよかったか(創元だけど)