2006年11月号
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/09/25
- メディア: 雑誌
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追悼と言っても、亡くなったのは去年の12月だけど。
個人的には、シェクリイは「ひる」が印象深い。
『塊魂』やったとき、「ひる」か!? と思ったものです。
翻訳作品はシェクリイの2本。
・「スタンダードな悪夢にようこそ」
短気で、自分勝手な宇宙飛行士。
彼が到着した惑星は、すべてにおいて楽園のような世界。
しかし、彼にとっては居心地悪く、ついに事件を!
侵略をくり返してきた西欧世界の、皮肉っぽくひっくり返した作品。
・「けっして終わらない西部劇映画」
広大な敷地に作られた西部劇の町。
そこは至るところにカメラが仕掛けられ、延々とリアルな西部劇映画が撮られている。
ウォッシュバーンは、撃ち合いで生き延び続けた、名ガンマン役。
引退していたが、今回カメオ出演の話がくる。
しかし、知らないところで契約が結ばれ、決闘シーンを撮ることに。
ウォッシュバーンはもう生死をかけたくないと、帰ろうとするが……
『トゥルーマン・ショー』のウェスタン版といった感じ。
こういう箱庭世界的なのはかなり好き。
「デッド・フューチャーReMix」は、血液SFつづき。
今回は『不老不死の血』
「SF挿絵画家の系譜」は、大橋博之
この方は、名前だけだとわからない……
絵を見たら、ピンとくるんだろうけど。
「サはサイエンスのサ」は合成生物学つづき
「センス・オブ・リアリティ」は、オヴィラプトル。
卵泥棒から勝訴(笑)したのは知ってるけど、その後は初めて知りました。
「SF BOOK SCENE」はお休み
「MAGAZINE REVIEW」は〈アナログ〉誌
"Boundary Condition"ウィル・マッカーシイ
"The Scarlet Band"ハリイ・タートルダヴ
"Environmental Friendship"イアン・スチュアート
が面白そうだった。