GRIFFIN'S EGG and other stories

グリュフォンの卵 (ハヤカワ文庫SF)

グリュフォンの卵 (ハヤカワ文庫SF)

『グリュフォンの卵』マイクル・スワンウィック〈ハヤカワSF〉読了
久々に出たマイクル・スワンウィックの翻訳新刊。

 収録作品
・『ギヌンガガップ』Ginungagap
・『クロウ』The Raggle Toggle Gypsy-O
・『犬はワンワンと言った』The Dog Said Bow-Wow
・『グリュフォンの卵』Griffin's Egg
・『世界の縁にて』The Edge of the World
・『スロー・ライフ』Slow Life
・『ウォールデン・スリー』Walden Three
・『ティラノサウルススケルツォ』Scherzo with Tyrannosaur
・『死者の声』The Very Pulse of the Machine
・『時の軍勢』Legions in Time

大昔、『大潮の道 (ハヤカワ文庫SF)』を読んだんだけど、全くはまれず、それ以来スワンウィックは敬遠気味。
しかし、短篇集だし、久々の新刊なので着手。
……やはり苦手。


何がダメなのかわからないけど、どうにもはまれません。
決してつまらないわけじゃないんだけど、肌に合わないんだよなぁ。
読んでて疲れてくる。
作風はSFと幻想が融合した感じ。
テーマとしては、徹底的な変化をもたらす不可逆的な選択、という作品が多い気がした。


個人的に面白かったのは、『犬はワンワンと言った』、『世界の縁にて』、『ティラノサウルススケルツォ』あたり。
表題作は中編で、月世界サバイバルかと思ってたら、違う方向に進む作品。