THE 'MAN'UAL

タフガイ用語の基礎知識 (ハヤカワ・ノンフィクション)

タフガイ用語の基礎知識 (ハヤカワ・ノンフィクション)

『タフガイ用語の基礎知識』ハンター・S・フルガム (早川書房)読了


銃を向けられるたびに10セントもらっていたら、今頃大金持ちだぜ!
と言うそんなあなたにこの一冊。


タフガイっぽいトリビア本。


例えば、
女性とアイリッシュパブに飲みに行って、
アイルランドで収穫される大麦の7%はギネスビールの醸造に使われているのさ」
と言ってみたり、
雪山で遭難したとき、
「-34度の雪山でスパムを焼くにはスノーモービルで55kmと走らなくちゃいけないのさ」
などといえば、貴方のダンディさ、逞しさに惚れるでしょう。


なんて、様々な場面で男を磨けること間違いなし。


……ぶっちゃけ、もうちょい役に立たないタフガイトリビアの方が面白かったと思うなぁ。
この方法で生きのびろ!』の方が笑える。


興味深かったのは、必要に迫られたら食べるもの、の中に、
バロット(孵化しかけのゆで卵)、ハギス(お約束)と並んでキムチが載ってたこと。
確かに、白菜をアミとか唐辛子でまぶして、瓶の中で発酵させた食品、
て書くと、アメリカ人にとっては気味悪いか。


まぁ、話の種用の本かな。
単行本で出す必要もないような……