THE BOOKMAN'S PROMISE

失われし書庫 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

失われし書庫 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

『失われし書庫』ジョン・ダニング〈ハヤカワHM〉読了


リチャード・バートン稀覯本を手に入れたクリフの元に、
その本は自分の書庫から盗まれたという老婦人が現れた。
彼女の祖父はバートンと親交があり、その書庫には彼からの献本と手紙で埋め尽くされていたのだが、
祖父が死ぬと同時に、騙し取られたというのだ。
直感的に彼女の話を信じたクリフだが、出会った間もなく彼女は老衰で死んでしまう。
死の間際、書庫を取り戻してほしいと頼まれたクリフ。
しかし、その直後から、彼の周りで殺人が起こり、怪しげなギャングの影が……


シリーズ第三弾。
うーん。今までとは趣向が違って、今回は歴史ミステリ。
バートンがアメリカにやってきたとき、空白の2週間があり、そこで彼は何をしていたのか?
もしや、南北戦争の発端に関わっていたのでは?
と言う話。
歴史ミステリは好きなんだけど、このシリーズはそれが読みたいわけじゃないし、
ぶっちゃけ、あんまり本は出てこないんで、期待はずれ。
やっぱ、第1作が一番面白かったなぁ。


バートンって、よく見かける『バートン版千夜一夜物語』のバートンなのね。