HUMANS

『ヒューマン -人類-』ロバート・J・ソウヤー〈ハヤカワSF〉読了
ネアンデルタール・パララックス第2巻


元の世界に帰ったポンター。
彼は、もう一つの地球との交流は、有益だと議会を説得する。
一方、メアリはネアンデルタールの第一人者として、ジョックにアメリカの研究所に招かれる。
ポンターに再会したいと願うメアリだったが、
はたして、再び門が開き、女性大使のトゥカナと共にポンターが帰ってきた。
二つの世界の交流が始まり、今度はメアリがポンターの世界に訪れることに……


相変わらずさくさくと読めてしまう。


ポンターが、向こうの世界の精神科医と話しているシーンから物語は始まる。
はたして、彼は何をしたのか?


門が繋がったことを縦軸に、
メアリとポンターの恋愛
レイプ犯探し
地球の磁場の逆転現象
メアリの目を通して、ネアンデルタールの社会を描写
を横軸にして物語が進んでいく。


地球の磁場が逆転したとき、はたして、何が起きるのか?
ジョックの真の狙いは?
というのは、次の最終巻に持ち越し。


大災害が起きそうな、そんな風呂敷を拡げても、
ソウヤーのことだから、器用にまとまるんだろうなぁ、とハラハラ感がない(笑)
面白いんだけどね。


最終的な評価は最終巻を読んでから。
次の題は「ハイブリッド」だから、やはりハッピーエンドかな?