ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND

『エターナル・サンシャイン』を鑑賞


パーティで知り合ったジュエルとクレメンタイン。
しかし、バレンタインを前に、喧嘩別れしてしまう。
ジョエルは、彼女がラクーナ社によって、自分との想い出を消したこと知る。
彼もまた、クレメンタインとの記憶を消すように依頼するが、
その作業中、彼女との楽しい想い出に気づき、
消されないように抵抗を始めるが……


これは久々に大当たり。
せつなくも、幸せになれる物語。
館内が凄い空いていたのがもったいない。


チャーリー・カウフマンが脚本なんだけど、
個人的にはミシェル・ゴンドリーが監督言うことで観に行った。
ゴンドリーの、距離と空間を無視し、
空間と時間を継ぎ接ぎして、ループさせる、いつもの映像センスが、
断片だらけの記憶世界の描写に非常にマッチしている。
ちょっと、ソウヤーの『ターミナル・エクスペリメント』を思い出してしまった。


ミシェル・ゴンドリーの作品では、月並みだけど、
カイリー・ミノーグの『Come into My World』が好き。
ゴンドリーの作風を知るのに一番わかりやすいと思う。
このビデオクリップの雰囲気を映画化したのが、『エターナル・サンシャイン』かな。


主演はジム・キャリー。
いい感じに渋くなったなぁ。
相手役はケイト・ウィンスレット。
彼女も、エキセントリックだけど、その辺にいそうな美人、
という感じでかなりいい。


脇役でイライジャ・ウッド。
悪人じゃないんだけど、すげーむかつくクソガキを好演（笑）
キルステイン・ダンストも出てるんだけど、
メリー・ジェーンよりぜんぜん美人じゃん。
DVDについてた小冊子を読むと、ゴンドリーは彼女のファンらしく、
馬鹿と言うか、思春期の少年のようなことが書いてあって笑える。


さて、ラスト。
あれをどう受けるのかは、各々見てほしい。
個人的には、二人は幸せになったと思いたいけど。

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