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- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/10/25
- メディア: 雑誌
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『王狼たちの戦旗』刊行に合わせたジョージ・R・R・マーティン特集。
人名ミニ辞典あり。
評価高いし、今度読んでみようかなぁ。
翻訳は4作
・『アイスドラゴン』
誰の記憶にもないほど寒い冬に生まれたアダラ。
事実、彼女の体温は冷たく、感情も他人に表さない。
そんな彼女は、冬とともにやってくる巨大なアイスドラゴンが好きだった。
ある年、隣国が攻めてきて……
う〜ん。
普通のファンタジー。
・『〈喪土〉に吼ゆ』
グレイ・アリスと呼ばれる女は、どんな願いでも叶えてくれると言う。
しかし、それを聞いたものは決して幸せにはなれない……
そこに女領主の使いが願いを持ってやって来た。
彼女は獣に変身できる術を知りたいという。
だが、女領主を愛する騎士はそれをきかないでくれと頼む。
両方とも承知するアリスだが……
もっと皮肉っぽいラストを期待してたんだけどなぁ。
・『ヒーロー』
歴戦の勇者として、20年間最前線で戦ってきたカーゲン。
しかし、彼は除隊して地球で隠居したいと願い出る。
引き留めようとする上官だが、彼の決意は高く……
これは『宇宙の戦士』っぽくて結構好きかな。
・『禍つ星〈前篇〉』
ある惑星に、定期的に疫病の雨を降らせる禍つ星と呼ばれる衛星。
裏稼業のベテラン、ハッカー、学者、殺し屋など5人が、
そこに巨万の冨と強大な力があると発見し、手に入れようとしていた。
行くための船を探し、目星をつけたのタフというしけた商人の船。
6人は禍つ星に到着するが、それは巨大な軍用船で……
ハヴィランド・タフシリーズ。
今回、これが一番面白かった。
トレジャーハントものに付き物の、それぞれの職業のキャラも魅力的だし、何より、タフの慇懃無礼な長広舌がたまらない。
ハゲの商人だから、脳内ボイスは銀英伝のルビンスキー(笑)
早く後編が読みたい。
『どろんぱッの時代』は伊賀と甲賀の話。
『プラトンの洞窟』は最終回。
『近代日本奇想小説史』は仙花紙本の続き。
かなりお疲れの様子(笑)
『MAGAZINE REVIEW』は「インターゾーン」と「サイ・フィクション」
「Shadow Twin」と「The Best Christmas Ever」が読んでみたい。
2004年度は加藤直之が表紙を描いていて、
つなげると1枚の絵になるという趣向。
正直、あまり一枚の絵に見えない……