書物の狩人

書物の狩人 (ビブリオフィル叢書)

書物の狩人 (ビブリオフィル叢書)

『書物の狩人』ジョン・ヒル・バートン(図書出版社)読了。


19世紀のイギリスで書かれた、本についての随筆。
基本的には、猟書家、図書館、ブッククラブという三部構成。


で、やはり面白いのは第1部の猟書家。
100年前にして、すでに古本ヲタクの生態が描き尽くされている。
「蔵書家は蔵書を読まない」とか「本は読む用、保存用、貸す用に三冊必要」とか
「オークションでは熱くなってしまうもの」とか「最初は仕事に必要な本だからと言って集め始める」とか。
まー、100年経ってもヲタクは全く成長していない、というか、19世紀の時点でヲタクが完成していたのが笑える。


ところで、最近この手の本を何冊か読んできて思ったんだけど、俺ってビブリオマニア