酷刑

い、痛たたたたたた……
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『酷刑』王永寛(徳間文庫)読了。


一頁目から痛い。
国史の刑罰の本。
思い出すだけで痛いので詳細は省く。西洋と比べても、中国のは残酷。


昔から、日本とヨーロッパの拷問の違いは、肉を食べるか食べないかの差にある、というのが自説だったんだけど、
この本を読んでその考えは正しいと思った。
食を極めた国は、その方法をそのまま刑罰に転用しているわけだ。
そもそも初期の刑罰は、家畜の去勢や屠殺技術を人間に使ったようだ。
で、後の王宮の珍味で、驢馬の腸を生きたまま引きずり出して炒めるとか、鉄板にアヒルを置いて、焼け爛れた水かきを食べるとか、まー、この辺から刑罰を想像してくれたまえ。


ちなみに、映画『西大后』で出てくる手足を切って水瓶に入れるってのは、則天武后の時代のエピソードを使ったっぽい。