GLORIANA
- 作者: マイケルムアコック,Michael Moorcock,大滝啓裕
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2002/01
- メディア: 文庫
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ずっと『グロリアーナ』だと思ってたら、真ん中を伸ばすのね。どうでもいいか。
イギリス・アルビオン王朝を平和と反映のうちに治めるグローリアーナ王女。しかし、ポーランドとイスラムから求婚されたのを境に、陰謀と頽廃の影が忍び寄り始めた……
架空のイギリス王朝を舞台にした宮廷劇。
つまらなくはなかったんだけど、やけに時間がかかった。
意識して書いてるんだろうけど、なんとなく時代がかった舞台を見ている感じだったかな。
個人的には、宮廷が過去の建物の上に建造されていて、壁の中や地下にもう一つの町があるってのがツボ。
こりゃ、いずれピークの『ゴーメンガースト』も読まんとね。
これも、エターナルチャンピオンたちと並行した世界なんかな?
この世界では宇宙旅行の概念が、いくつもある他の世界への旅、みたいな感じだったし、アリオクの名前はよく出てくるし。まー、ドイツ30年戦争が舞台の『堕ちた天使』も組み込まれてるから、別に不思議はないか。
それにしても、創元高すぎるよ。文庫はかなり高くなってきてるけど、創元は飛び出してるもんな。
今月出た『真夏の夜の魔法』は『夢の国』の改題新版。
そんなことすんなら、デ・リントとか出してくれればいいのに。