古本にはいろんな物が挟まってる。
前にも話したっけな。まー、いいか。
宣伝用の小冊子は当たり前で、しおりに使ったと思しき馬券や電車の切符。
手紙とか名刺、変わったところでその本の感想メモとかね。
写真もあった。床の間に飾られた仏像(菩薩系)……。
一番気味悪かったのは、古いハヤカワを手に取ったら、
昭和40年代くらいだと思われる、遺族が遺影を真ん中にして、和室で記念撮影(?)している写真が挟まってたこと。
さすがに買えなかった(笑)


また、書き込みもよくある。
多いのは買った日や読了日。
昔、古本屋でバイトしてたときは、蛍光ペンで線引いたフランス書院もあったな(笑)
こないだ買った『新・読者への挑戦』は、内容と題名から作者を考えるっつーアンソロジーだったんだけど、
ボールペンで答えが書いていやがった。クソッ。


さて、前振りはここまで。
クトゥルー』3巻を更新しているときのこと。
いつものように奥付で初版年月日をチェックしようとしたら、その横に、の文字が!
「実は会社をやめようと思っている。理由、人間関係が× 金銭的に× 仕事がおもしろくない」
うーん、誰もが同じこと思ってんだなー。
さらにカバーを外すと裏表紙にここにも!
体も心もぼろぼろとか、フリーターやるとか、親を説得するとか。
「自殺願望」に丸つけるのはやめて欲しいなー。
多分、電車で書かずにはいられなかったんだろうなー。
彼(男の字だ)は、いまも元気なんだろうか? 見たこともない人間だが、心配になる。
この本持ってたくないなー(笑)