カウボーイビバップ 天国の扉』を観に行って来た。


言わずと知れた、ビパップの映画版。
猿のなんたらとか言う映画の100倍は面白かったな。
アニメじゃなくて、映画として十分に面白い。
いや、最近観に行った中じゃ、一番よかった。


テレビの続きではなく、全員がバラバラになる直前のエピソード。そう考えるとちょっと寂しいな。
史上最高額の懸賞金をかけられたテロ犯と、彼を巡る陰謀にまきこまれたいつもの面々、てなあらすじ。
2時間という長さも全く気にならず、中だるみせずにあのテンポで駆け抜ける。
むしろ、終りってのが悲しいくらい。


つくづく、「SF」だ。
生活感がそこに感じられたのなら、それだけで素晴らしい作品だと思う。
いわゆる現実世界の人間が架空世界にいるのではなく、
ちゃんとあの世界に住んでいると感じられるようなSF・ファンタジーを作らなくちゃいけないんだろうな。
まー、それはSFに限らないんだろうけど。リアル、てのとは違った存在感。
アラビア風の町並みでのBGMを聴いたら、以前行ったトルコを思い出した。
テレビのときから風景とかうまいよな。
雑誌の紹介なんかで、アニメに興味がない人にも行ってほしい、みたいなことが書いてあるけど、ほんとにそのとおりだと思う。
日本でハードな設定のSFやアクションものをやるには、やはりアニメしかないのかなー。


べた褒めだけど、ただ、ヴィンセントとエレクトラのからみをもうちょい詳しく描いて欲しかったかな。
ナノマシンの感染経路とか。
まー、描かないのがいいのかな?


ゲストキャラの声を、ミッキー・カーチス石橋蓮司がやってんだけど、すげー上手い。
特にミッキー・カーチスは飄々としたキャラでナイス。
空いてるかと思ったら、でかい劇場にもかかわらず、ほとんど満席状態。
客層はどうだったんだろうな?
ただ、宣伝で『サクラ大戦』が流れた時にざわめいたのが笑えた。
アトランティス』はやはりいただけませんな。
指輪物語』がやってくれるかと思ったけど、残念。


CDも全部買って、設定集みたいのも買ったアニメは生まれて初めてだね。
見に行きやがれ!