食人全書

図説 食人全書

図説 食人全書

『食人全書』マルタン・モネスティエ(原書房)読了。


モネスティエの全書シリーズは面白い。
はずれなし。こんだけ高くてはずれたら洒落にならんけど。
原書房の本は全般的に高いか。


その名の通り、人喰いに関する本。
人喰いの民族学歴史学的概説、食べる理由、現代の食人鬼、食人の未来……と言った内容。
図版が豊富で飽きさせない。
ただ、その図版をどこまで楽しめるかが問題。
会社の昼休みに読んでたんだけど、案の定「気持ち悪い本読んでるなー」と言われる。
食事中に(ある意味)食事の本読んで何が悪いんじゃ!


そんなわけで、コミュニティで孤立したくない人にはオススメできません。
エド・ゲインとかジェフリー・ダーマーの詳しい本が読みたくなってきたな。
最終章は、今の人口増加と食糧危機の話。
『ソイレント・グリーン』な未来は避けられないようである。


豆知識。白人は不味い。一番美味しいのはポリネシア人