BIMBOS OF THE DEATH SUN

暗黒太陽の浮気娘 (ミステリアス・プレス文庫―ハヤカワ文庫 (10))

暗黒太陽の浮気娘 (ミステリアス・プレス文庫―ハヤカワ文庫 (10))

『暗黒太陽の浮気娘』シャーリン・マクラム(ハヤカワ・ミステリアス・プレス)読了。


おっ、珍しくハヤカワ・ミステリアス・プレス。
とは言っても、真面目なミステリではない。
真面目なミステリファンは(たぶん)読まない方がいいかもしれない(笑)。


SF大会会場で起こった、SFヲタクによるSF作家の殺人事件を、新人SF作家が、恋人のSF文学教授と共に解くというあらすじ。


あまりミステリは読まないからわからないけど、この作品は犯人やその方法って言うミステリの核の部分はどうでもいい。
事件も半分過ぎてから起きる。SFヲタクたちの言動や思考が読みどころ。
端々の小ネタや台詞にはニヤリとせずにはいられない。
個人的なツボは映画の上映会場で『ロボット・モンスター』がやってるところ。
しかし、ここに現われるSFヲタクたちの描写は、思い当たるフシがありすぎて痛い(笑)。
日本に置き換えるなら、コミケとアニメ(漫画)ヲタクて感じかな。
ヲタクなら楽しめること請け合いだが、それと同じ分だけ辛い目に遭うかも(笑)