WILD CARDS:ACES HIGH

宇宙生命襲来〈上〉 (創元SF文庫―ワイルド・カード)

宇宙生命襲来〈上〉 (創元SF文庫―ワイルド・カード)

宇宙生命襲来〈下〉 (創元SF文庫―ワイルド・カード)

宇宙生命襲来〈下〉 (創元SF文庫―ワイルド・カード)

『ワイルド・カード 2』G・R・R・マーティン編(創元SF)読了。


1巻がワイルド・カードの歴史と世界の説明だったのに対して、2巻からは主人公たちが活躍する物語となっていく。


ちょっと期待はずれだったのが、宇宙生物がどんどん襲ってきて、
スターシップトゥルーパーズ』並の戦いをひたすらくり広げるものだとばかり思っていたのに、それは上巻の前半だけ。


しかし、ストーリーなんぞより、自分のお気に入りキャラについて語りたくなるのがこの『ワイルド・カード』。


今回の筆頭はマーク・メドウズ。
イカしたヒッピー親父にして、かなりいい奴。
その能力は薬によって五人の“友だち”を呼ぶというもの。ムーンチャイルド、愛してるぜ!


キッド・ダイナソアもかなりイイ。
エースの追っかけをしているエースのくそガキ。恐竜に変身できる。


クリサリスもかなりお気に入り。
やっぱ、情報屋ってキャラは好きだなぁ。


こういう作品はたいてい悪者側が好きになるんだけど、イマイチ敵キャラに魅力を感じない。
カフカがちょっといいかな。


さらにいつもなら脇役に目をつけるんだけど、
『ワイルド・カード』に限っては俗っぽいといわれようと、メインキャラの一人、無敵の勇者タートルが一番。
しかも今回は彼の哀しい恋物語が泣かせる。


フォーチュネイトは主人公っぽすぎて嫌い。
ペレグリン邪魔。