Hercules



『ヘラクレス』鑑賞


ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを描いたスティーブ・ムーアのグラフィックノベルを、「ワイルド・スピード」シリーズや「G.I.ジョー バック2リベンジ」などで活躍するドウェイン・ジョンソン主演で映画化したアクション大作。監督は「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」「ラッシュアワー」のブレット・ラトナー。全能の神ゼウスと人間アルクメネの間に生まれたヘラクレスが、自身の出自や犯した罪にさいなまれ、救いを求めて旅に出る姿や、不死身の獅子や地獄の番犬ケルベロスといった魔物たちとの戦いを通し、いかにして英雄となっていったのかを、迫力のアクション満載に描き出す。

見た目も、オーラもドウェイン・ジョンソンはまさにヘラクレス! なんだけど、う〜ん……


ちょっと前に公開した『ザ・ヘラクレス』とは比べ物にならないくらい、しっかりヘラクレスしてますよ。ライオン被ってるし、ヒドラとか、でかいイノシシ出てくるし。
でも、個人的には、ヘラクレス神話をリアルに解釈する、という作品は全くそそられないんだよね。彼のダイナミックさ、荒唐無稽さ、まさに脳筋な展開を現実的な設定に落としこむのは、その魅力を大きく減じちゃって、かなり難しいと思う。
まさか、この作品もそうだとは思わなかった。てっきり、十三番目の功業みたいな話だと思ったんだよなぁ。棍棒は似合ってたけど。
仲間たちは、十二の功業(の元になった戦い)で出会ってきたということだと思うけど、そこはアイコン的に、もっとわかりやすくして欲しかった。


ヘラクレス自体は知ってても、彼の冒険の数々を全て知ってる人は多くはないだろうから、そのまま映画化しても面白いと思うんだよなぁ。何年か前にドラマ(TVムービー?)はあったっけ。


十二の功業では、「アウゲイアースの家畜小屋」が一番好き。川の流れを変えちゃうって、ヘラクレスしかできない大技だと思うんだよね。
それが映画で見たいのに!

12月の主な海外SF・FT・ミステリ・その他新刊予定

http://www.bookservice.jp/layout/bs/common/html/schedule/1412b.html
もう12月。ほんと早いなぁ


ハヤカワ文庫SF
宇宙英雄ローダン・シリーズ486 リルタと虚無の声』クルト・マール
宇宙英雄ローダン・シリーズ487 監視要塞スカラベ』H・G・フランシス
『孤児たちの軍隊(3) 銀河最果ての惑星へ』ロバート・ブートナー
ハヤカワ文庫FT
『ブラッドソング(1)』アンソニー・ライアン
ハヤカワ文庫HM
『災厄の町〔新訳版〕』エラリイ・クイーン
『特捜部Q—カルテ番号64—(上下)』ユッシ・エーズラ・オールスン
ハヤカワ文庫NV
『Mr.スペードマン』アダム・スターンバーグ
『スパイは泳ぎをやめない』ヨアキム・サンデル
ハヤカワ文庫NF
『破壊する創造者 ウイルスがヒトを進化させた』フランク・ライアン
『かぜの科学 もっとも身近な病の生態』ジェニファー・アッカーマン
ハヤカワepi文庫
怒りの葡萄〔新訳版〕(上下)』ジョン・スタインベック


創元推理文庫
『シスターズ・ブラザーズ』パトリック・デウィット
『凍える街』アンネ・ホルト
単行本
『怪奇文学大山脈〈Ⅲ〉』荒俣宏
『不思議な尻尾』マーガレット・マーヒー


岩波文庫
『ビヒモス』ホッブズ
『テアイテトス』プラトン
『大いなる遺産(下)』ディケンズ
『冗談』ミラン・クンデラ


ヴィレッジブックス
『親の家を片づけながら』リディア・フレム
『ドリーム・アイズ (原題)』ジェイン・アン・クレンツ
『ザ・ファイア・ローズ・ラバー (原題)』キャスリーン・ケネディ


オークラ出版マグノリアロマンス
『籠の中の鳥のように』ジュリアン・ドナルドソン


河出文庫
『言説の領界』ミシェル・フーコー


講談社文庫
ムーミンママ ノート』トーベ・ヤンソン


光文社古典新訳文庫
リヴァイアサン(1)』ホッブズ
感情教育(下)』フローベール


草思社文庫
『ふたりの老女』ヴェルマ・ウォーリス


集英社文庫
『死線の向こうに』サンドラ・ブラウン
『白の迷路』ジェイムズ・トンプソン
集英社ベルベット文庫
『公爵の瞳は背徳のエメラルド』シャロン・ペイジ


小学館文庫
大脱走 英雄〈ビッグX〉の生涯』サイモン・ピアソン


新潮文庫
フランケンシュタイン』メアリー・シェリ
『米ロ開戦(1)(2) (仮)』トム・クランシー&マーク・グリーニー


竹書房文庫
『ロマノフの十字架(上下)』ロバート・マセロ
竹書房ラズベリーブックス
『囚われの令嬢と愛をささげる伯爵』キャスリン・ラロック


ハーレクイン社ハーレクイン文庫
『略奪は甘く』ミシェル・リード
『ニューヨークへ愛をこめて』スーザン・フォックス
『クリスマスは特別に』ダイアナ・ハミルトン
『熱砂の誓い』ジェイン・ポーター
『フィアンセは誰?』ジョー・アン・アルガミッセン
『カタロニアの聖夜』アン・ウィール
ハーレクイン社ハーレクインSP文庫
『三人のメリークリスマス』エマ・ダーシー
『クリスマス・ベイビー』シャーロット・マクレイ
ハーレクイン社MIRA文庫
『誘惑者は心を見せない』ローリー・フォスター
『6つの密かなおとぎの恋』エヴァ・クランシー
『時が、ふたりを』ノーラ・ロバーツ


白水社エクス・リブリス
『遠い部屋、遠い奇跡』ダニヤール・ムイーヌッディーン


原書房ライムブックス
『星屑の入り江で』リサ・クレイパス
原書房コージーブックス
『コクと深みの名推理(12) 聖夜の罪はカラメル・ラテ』クレオ・コイル


扶桑社ミステリー
『アイム・ノット・サム (仮)』ジャック・ケッチャム
『スナイパーズ・オナー(上下) (仮)』スティーヴン・ハンター
扶桑社ロマンス
『セデュースド・バイ・ア・ローグ』コニー・メイスン
『フォア・ディザイア・アローン (仮)』ジェス・マイケルズ
『トゥー・ウェッド・ア・ワイルド・ロード (仮)』サブリナ・ジェフリーズ
ウィキッド・イン・ユア・アームズ (仮)』ソフィ・ジョーダン


二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション
『幻惑』キャサリン・コールター


文春文庫
『風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった』ウィリアム・カムクワンバ&ブライアン・ミーラー
『遥かなるセントラルパーク(上下)』トム・マクナブ


早川書房
『孤児たちの軍隊(3) 銀河最果ての惑星へ』はちゃんと続刊するなぁ。
『ブラッドソング(1)』はまたシリーズ。こちらは続刊するか?
『Mr.スペードマン』は『Shovel Ready』の翻訳ではないよね? だったら嬉しいんだけど。


東京創元社は、少ないなぁ! ちとびっくり。
『シスターズ・ブラザーズ』はもう文庫落ちかぁ……
『怪奇文学大山脈〈Ⅲ〉』は延期延期で今度こそ?


小学館は、
大脱走 英雄〈ビッグX〉の生涯』が題名がそそられる…


新潮社は、
フランケンシュタイン』がなんで今?


白水社は、
エクス・リブリスで『遠い部屋、遠い奇跡』


扶桑社は、
『アイム・ノット・サム (仮)』は延期。


来月は少ない!(今のところ)
これで済むと嬉しいなぁ。

12月のコミック新刊予定

http://www.bookservice.jp/layout/bs/common/html/schedule/1412c.html


12『ノブナガン(5)』久正人〈泰文堂〉
22『げんしけん 二代目の八(17)』木尾士目講談社
22『大砲とスタンプ通常版(4)』速水螺旋人講談社
25『ポム・プリゾニエール La Pomme Prisonnire』鶴田謙二白泉社
26『とめはねっ!鈴里高校書道部 (13)』河合克敏小学館
26『ライプニッツ大石まさる少年画報社
26『タイニーマイティボーイ』大石まさる少年画報社
26『ナナとカオル(14)』甘詰留太白泉社
27『富士山さんは思春期(5)』オジロマコト双葉社


ノブナガン(5)』は来月に延期。
大砲とスタンプ』は限定版にピンズがつくとか。ピンズ好きとしては惹かれちゃうなぁ。


エルフを狩るモノたち2』ってもう4巻か! どこまで読んだっけなぁ。